遠距離介護ブログ⑥【認知症状が次々にでる!】

介護

こんにちはhiromaruです。

この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。

一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。

〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕

紛失物が多発しはじめ、認知症状が出始めた義父母りょうしんに対して、私はこれまで具体的に以下の様に動いてきました。

『前回までの話はコチラ👇』

大事な物を無くしてはいけないから、全部私が持って行って管理するね!

金銭管理も全部私がやるから!

お金を使いたい時は、一つの口座からおろしてね!

お金おろして、物を買う!やる事は、それだけだから!

郵便物は、全部この袋に入れて置いてね!

来月私が来たら中身見て全部処理するから!

あらかじめ用意した「郵便物入れ」と書いたファスナーケースを見せながら、そう言いました。

うん、ありがとう‼

あー、嬉しい!

もう訳が分からなくなってたから…

あんたに全部やってもらった方がよか!

うれしか~!

そして以下の様に都度払いの物は出来るだけ解約しました。

✔ほとんど使用していない補充型の置き薬

✔ダスキン

✔ヤクルト等

町内会費と新聞代はやり残していましたが、来月片付けていこう!と出来る事から順番にこなしていきました。

 

なので少しは問題解決できたと思っていました。

 

ところが…

帰省から自宅に戻ると早速携帯に電話が

突然お電話してすいません、

先日窓口でお話しした○○銀行の○○です。

〇〇さんぎふぼ、お金を何度もおろしに来られるのですが、、、

 

印鑑が違っていておろせないのです。。。。

 

何度説明してもどうにかしてくれと言われるので、、、

お嫁さんにこちらにお電話してもらう様に何度かお伝えしたのですが、、、

暗証番号を覚える事が難しい義父母は、通帳と印鑑でおろしたいと言っていたのですが、どうやらその印鑑をどこにやったか分からなくなった様で、印鑑を新規購入して持ってきたのだそうです。

窓口にいた女性の方は、義母は忘れているようですが、義母と知り合いの様で、とても親切に対応して頂いた方でした。

私は窓口の女性の方に丁重にお詫びして、電話を切り今度帰省の際、改めてそちらに伺いますと言って電話を切りました。

 

考えが甘かった~💦

 

そっかぁ印鑑が同じ物でないと通用しない事も分からなくなっているんだ~😭

 

そうだ、あの二人は泥棒があちこち物を動かしたり盗んだりしていると言う妄想していたんだ~

その為にじいちゃんは、あちこち金庫隠したり、印鑑や通帳も隠していたな~

 

それでどこにいったか分からなくなったんだな💦

 

こうなったら、、、とりあえず、現金を送金しよう。

 

 

義母に電話で印鑑は同じ物でなければ通用しない事を何回も説明し、郵便局からお金を数万送金する事を伝えました。

ちなみに送金は数日かかります🤪

送金にお金がかかる(320円~435円)上に、日数も3日程かかる。

このキャシュレスの時代に何と非効率的な事やっているのだろう😩

 

まっ、今回は仕方ない。

とりあえずお金を送るしかない!

 

しかし数日後…

何度行ってもお金がおろせん。

 

だから・・・

前に言った通り銀行に何度行っても印鑑同じ物でなければおろせないよ!😩

 

と言うか、、、

 

郵便局からまだお金届いてないの?

不在通知きていない?

 

何度も届く日を伝えたのに、家にいなかったのかな?

いなくても不在通知きてるはず何だけど…

不在通知も何処かにやったのかな?

それとも不在通知の意味も分からなくなったのかな????

 

こちらから郵便局に確認するからと義母に伝え電話を切り、郵便局に追跡電話をしたところ、種子島の郵便局に届いていることが分かりました。

そのことを伝えようと義父母に電話で伝えようと携帯にも、家の電話にもコールしますが、中々出ません。

だいぶ時間が経ってからようやく義母は携帯に出ました。

お金は郵便局に取りにいったよ、ありがとう!

 

それよりも家の電話の上がまた誰かが持って行って、ずっと電話ができんかった。

 

まーお金はあったから。

 

 

 

と、また意味不明な問題が出てきましたが、とりあえずお金は受け取ったみたいでした。

ん?

電話の上って多分受話器の事だろう💦
あれがなくなるってどういうことだ?

 

まあ、お金は無事届いたみたいだから、とりあえず1つは解決したのか😓

訳の分からない会話でしたが、お金が無事に届いた事を確認したのでとりあえずホッとしました。

しかし、私が次に帰省する約1ヵ月の間にこの様にお金が無いから、下ろせなかったと2度程又電話がありました。

一体何に使っているのだろう?????

しかし何度説明してもだめだなー😓

 

 

 

少し当面の問題を解決したつもりになっていた私は、困惑した思いで、又飛び立ちました。🛫

翌月の帰省

 

 

この月の帰省では、再発行した書類関係や義父母の家に届いている請求書を整理しようと娘も一緒に行く事になりました。

 

今回は、この前再発行依頼した

保険証や年金手帳、

私が管理している銀行の通帳やカードも届いているはず!

それに請求書とかもあるだろうな~

指定した袋に一杯入ってるだろうな~

 

やる事一杯あるぞー💦

 

と不安だらけですが、東京から乗り継ぎ合わせ約2時間半のフライトを経て種子島空港に着きました。

迎えはいいからと前日の電話でさんざん断ったのに、娘も来る事を知った義父母は断固として迎えに行くのだと言い張ったので仕方なく了承しました。

しかし当日、空港に着くと義父母の姿はありません。

入れ違いになってもいけないので、家に電話してみると二人はすっかり忘れていました。

又断っても今から行くの一点張りです💦

 

もういいんですけど…

それから空港でしばらく待ち、義父母は空港に到着しました。

義父の運転は、高齢なのも有りほぼセンターラインを車体の中心線としたような走りで、対向車が来ると正常の位置に戻りを繰り返し、前の車との車間距離も狭いです。

もういい加減運転はやめさせたい!

でも田舎で車を取り上げるのと同時に二人の生活をどうするか?考えなくてはいけない・・・・

 

 

 

そんな事を考えながていたら、恐怖の運転は終わり何とか家に着きました。

 

 

娘と二人で手に汗握り、ぐったりしました。🤪

 

 

 

家に到着し、お茶を飲んで一息した後、🍵

気を取り直して、一つづつやる事を片付けていこう!と娘と話し、早速「郵便物入れ」と書いた袋を確認する事にしました。

が、、、

無い!まず袋が無い!

 

ここに入れといて!と言った「郵便物入れ」の袋はどこ?

それと郵便物は~

どこにやった~~~??????????????

 

疲れがドッと押し寄せてきました。

一応依頼先に一通り電話で送付済みか確認し、、、当然送付されている事を確認すると・・・・

一旦怒りをおさえて・・・・😤🍵😤

気を取り直して・・・・・・😓😯

 

みんなでさがそう!

そう言って立ち上がりました。

 

相変わらず義父母は「そんなの見ていない、しらない、無かった」の一点張りなのですが、とにかく役割分担して探さないと埒が明かないので、、、

義父には印鑑義母には封筒を探して欲しいとお願いしました。

途中義母は、、、、

こんなのがあったけど・・・

これじゃなかかね?

と何故か、アルバムや写真を見せて・・・

ん?どれどれ・・・

これは?

何の写真だ???????

 

そうじゃなくて、、、、

 

ばあちゃんは、封筒ね!

こういうの!

と、似た様な物見せて、再び探させます💦

 

次に義父が、、、、

みんな何を探しよっと??????

じいちゃんは、印鑑を見つけて!!!

そう言うと

それだけは、なか!

取られてる!

印鑑の大事さは、自分が一番分かってる!

自分は、検査官をしていて・・・

印鑑ちゅうのはー・・・

ある!

必ずどっかにあるから!

探して!!!!😤

とにかく探して!

 

もう今迄の自分と違います。私も毅然と言い放ち、全ての場を取り仕切ろうと必死です。

そうすると、ありとあらゆる物が何故こんな所に??????と言う場所から出るわ、出るわ…どんどん見つかってきます。

箪笥の中、引き出しの中、袋の中、義父の机の周りや机の上・・・・トホホ😓

泥棒対策と自ら隠し、そして全部行方不明にして又泥棒が取ったと騒いでいた物が次々発覚してきました。ほぼ娘と私が見つけ出しました。

 

そしてほとんど見つかり、後残すは印鑑。

 

これだけは、断言してもよか!

何度も探したけど、無かったわけやから!

 

みんな疲れ果てていました。

予想以上の義父母の認知症状に疲れた娘は、籐の椅子に横たわり寝てしまいました。

ほんのわずかな時間寝て、目を覚ました娘は、まっしぐらにテレビのある方に行き、

あったー❕

と、大声で言いました!

みんなで見に行くと、テレビ台のガラスの扉奥に、義父のポーチが入れて有り、そのポーチの中にあるではないですか。😤

 

娘は、疲れてはて椅子に横になった途端寝てしまったのですが、少しリラックスできたのでしょう、目を開けたら目線が下がった事で、テレビ台奥にある義父の物とみられるポーチを見つけたのだと言いました。まさかと思い開けたら入っていたと言う訳です。👍

 

みんなで大喜びしました!

おー、凄い!

天使にみえるよ!

一緒にきてほんとに良かった!

 

あらゆる物が発覚したところで、

先日の電話のお詫びがてらとあらゆる処理の為、金融機関に行きました。

すると、2箇所の金融機関から私と義父母同伴で来る様言われました。

その訳は、どの金融機関でも窓口で何度もごねられているので、ここに来てもお金を下ろす事出来ませんよ!お嫁さんと一緒にお話ししましたよねーと言う事を認識させる為でした💦

 

ちょっとづつ迷惑かける事が増えている・・・・

ん~、これはケアマネさんともう一度話さなくては・・・

焦りながら役場に行き、事情を伝え改めて相談しました。

ケアマネージャーさんに訪問調査してもらう

 

お金の管理が全くできなくなっている義父母が今後出来る限り快適に暮らしやすくするために、早速ケアマネージャーさんに自宅に来てもらい訪問調査をして貰いました。

これは、介護認定を受ける為の相談です。

ひとしきり色々話し、色んな地域の活動をしていた義母とも昔一緒に働いていらっしゃた方の様で、本人達を心地良くさせながら、明るく快活に楽しく会話して聞き取っています。

さすがだなー

明るい光がさしたようだ!

 

勿論、二人は何の調査か分かっていないので、様々自分達を良く見える様に話すので、介護者である私との話しもじっくり聞いて頂きました。

 

とりあえず今は、様々な問題はありますが義母は基本的な料理は何とか頑張って出来ていて、義父も運転がまだできているなど介助なしで自分たちの事が出来るので、ケアマネージャーさんが、とりあえず巡回して様子を見てくださることになりました。

ただ、体自体は健康そうで特別通院している病院も無いようですが、昨年末事故に合った事もあるので、一度医学的な検知でも見て貰った方がいいかもしれない?というアドバイスも頂きました

普段高齢者と会話している事で当面のケアについての事や方向性等、とても参考になり、何より一人では無く誰かと一緒に考えていける事が、とても心強く感じられました。

 

自分一人で考えて動いていたから、

ほんとにありがたいなー

今後色々相談していこう!

 

今回の帰省で

毎月帰る度に確実に認知が進んでいる気がしました。

特に義母は、認知では?と感じてから進行するスピードが速い気がするので非常に気になり、来月は夫にほんの僅かな日数でも、義父母を見る必要がある事を伝えました。

コロナ化でも有るし、夫の会社も売上の問題もあり、年齢的にも大きな責任を伴う管理職である夫はかなりの多忙ではあります。

私もこの現状で働けない事も有り、夫には仕事を頑張って貰わなければいけませんが・・・

徐々に課題が増えてくる帰省となってきています。

とはいえ、まだ認知についても始まったばかりの段階の様で、この先を思うと辛くなりそうですが、地域の介護の方達の力も借りて、何とか家族で力を合わせ一歩一歩乗り越えていこうと思いました。

 

つづく・・・

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