こんにちはhiromaruです。
この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。
一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。
〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕
徐々にコロナウイルスの影響もあり毎月の帰省ではなく、やむなく長期の滞在となり更に悪戦苦闘しています。
まだ読んでない方はこちらをどうぞ👇
認知症になった義父母の家に来てまず感じた事は、
掃除好きな義父が部屋の中の掃除をしなくなった事と
料理好きな義母が味噌汁以外料理をせず、マメに干してた寝具も干さなくなった事
でした。
義父母の名誉のために言っておきますが、いつも庭も家の中も一応他人様に見える所は、綺麗にしてるのが自慢の家でした。
しかし今は、、、
元々かなりの古家なのですが、何だか家中がさびれているような印象を持ちました💦
まだ認知夫婦二人住まいにしては綺麗にしている方かもしれませんが、一緒に寝泊まりするようになるとやはりかなり一つ一つがストレスになりました。
どんな事がストレスになったかと言うと、
- ゴミの分別処理が出来ていない
- 茶の間の奥の倉庫が散乱している事
- キッチンの調理道具が行方不明だらけな事
- ハンガーにかけた洋服が部屋中にある事
- 義母の部屋が箪笥だらけなのに服が山積みされてある事
- 義父の使用していない車があって車庫入れがギリギリな事
- そもそも家が古すぎて使い勝手が悪い事
- 家具が多すぎる事
- 物が無くなると泥棒の仕業だと言うが、ほぼ義父の机の引き出しにある事
等々・・・キリがない程、これらがストレスになりました。
まずこの家は、築約50年前後とかなりの古い家で部屋の中は、田舎の田の字型で設計されたほぼ昔のままです。自分達の山の木を使用して建てられているのだと義父はいつも自慢していますが、夫に言わせるとその情報は怪しく、定かではありません😅
けど、ちょっとした帰省で帰ると、むしろそこが田舎の気分を味わえて
わー、田舎にきたぞ~
と良い所だと思って気になりませんでしたが、、、
そこにしばらく一緒に暮らすとなるとそうはいかず、使いづらいと感じる所ばかりでした。
ドアではなく、何しろ襖や障子一枚で仕切られた部屋はプライバシーがなく嫁の私としてはかなり辛い環境でした。
しかも、、、、蟻、蜘蛛、蚊、蜂、蛾、カエル、だの…
得体の知れない虫等を家の中でたくさん見るのです。😱
トイレや玄関で、かなり大きな物体がガサガサ動いていると思いきや…
なに~~~!!
このクモ・・・・・・?!
うわ~~~❕😱
10㎝弱の大きさだ😰
何でトイレに~~~????😱
この間、夜空見ていた時に足に当たったのは🐸だったし~~
蟻も凄いし、訳のわからない変な虫も飛んでくるし…
でっかい爬虫類等にも年中遭遇するし
なんなんだ~この家は~・・・・😭
まるでサバイバル生活のようです・・・・・・・・・・・・・・・・・😵
ここにしばらくいて介護保険サービスを利用できるようにしたり、二人での生活を困らないようにするためのミッションクリアするまでは、いなくちゃならない💦
ん~~~耐えられるのか???
いや、やりぬかなきゃ!
悩んでばかりいると逆にストレスになる!
そうだ、私の思うように一つづつ片づけていこう!
ゴミ処理を簡単に楽しくやる!
そもそもゴミの分別がきちんとできていなかったので、最初に役場に行き分別方法とゴミだし日と指定場所を確認しました。
指定のゴミ袋も用意しないといけないのか💦
こりゃ全く理解していないな~
昔ながらの出し方で出していたかも…
近隣にも迷惑かけてしまう
こりゃ駄目だ💦
早速指定の袋も買ってきて、たまったゴミをストックして置くBOX(箱)を購入しました。
ゴミをストックしておくのは、野良猫やカラスにゴミを荒らされないようにするためです。
ついでに沢山のゴミを年寄りでも運びやすい台車を購入してゴミ出しを楽しめるようにしました。
この購入した商品は、義母にとても好評で楽しんでゴミを捨てに行くようになりました。
商品についての記事は下記👇にあります。
敬遠してた茶の間の奥の倉庫に手を付ける!
この場所は元々、料理好きな義母が調理道具などをストックする場所でしたが、認知が出る前から整理ができず散らかっていました。
大雑把と言うか、おおらかと言うか…何というか……💦
義母は基本的に見える所を大きくざっくり片づけるタイプなので、細かな整理はそれ程得意では無かったと思います。
物が多くて整理するのは、かなり手こずりそうだな~
見るだけで嫌気がさすよ~~~
手を付けるの嫌だな~~~
しかし、認知が出始めてからは拍車をかけて何が何だか分からなくなった為、意を決して手を付ける事にしました💦
義母を茶の間に座らせ、大きな段ボール2つ用意して、いるかいらないか?尋ねて要・不要で分別しました。
最初いると言った物も考え直し迷った時は、すかさず
いらないよ!何年も使ってないし、捨てよう!
と私が言うと、
じゃなー❕
(そうだねの意)
と言うのにしばらくしたら、また戻したりしていましたが、、、
結局かなりの物を捨てました。
そのうち義母も私の「いらない、いらない」の言葉に踏ん切りがよくなり、捨てる物の決心もドンドンつくようになっていきました。
特に、かさばっていた使っていない大量の発泡スチロールや、古くて汚れてるタッパーも異常な数あったので速攻捨てました。
使用していない幾つもあった調理器具は、使用出来る物は私の自宅に送り、謎のカゴ類達は、他の場所での収納に利用しました。
そして掃除をみんなでやります。
おー!床が、、、見えたぞ!!!
ドンダケチラカッテタンダ…😂
物を整理して、埋もれた中にあった古~いダイニングテーブルと椅子は、私の居場所に決めた縁側に持って行って私のパソコンデスクにしました。
すっきりしたー!👍
次だ~!次だ~!
キッチンの整理と調理道具紛失を100円均一の商品でストレス無くす!
毎回帰省する度にキッチン道具が行方不明になるので、いつも困っていました。
例えば、包丁研ぎ器や菜箸、ナイフ、皮むき器、スプーン等々…
義母に聞いて探すのですが、初めてここに来たような😓をして、
知らないと言うのです。
もう仕方ない、これは100均で揃えよう!
まだ100均なら無くされても、再購入してもなんとか割り切れるし…
毎回帰る度にお世話になる100円均一の店。もうなくてはならない店です!
もちろん100円の商品でも買った物を、無くされるのは腹が立つのですが、、、
もうそこは、割り切るしかないのです。
そして台所が作業しにくい原因に、余計な家具や物が置いてあるのと配置が悪い事が原因でした。
特に大きめのワゴンはただただ邪魔になり、物の出し入れしがしにくいだけでした。
そこで、いらないワゴンを移動し、キッチン前の使用していない物の処分や移動・配置変えをして、作業する時に邪魔な物を無くしました。
ここでも義母に使う物使わない物を選択させ、とにかく不必要な物を処分し、必要な物を探しやすくしました。
義母のハンガーにかけた季節外れの洋服をしまう!
いつの頃からか、義父はなぜか自分の部屋に服や下着までハンガーにかける習慣ができ、部屋の周り中ハンガーにかけた服や下着で埋め尽くすようになったのです。
それをまねる様に義母も、競ってあちこち服をハンガーに掛けはじめました。
まるでタイのバンコク辺りの路店の洋服販売店のように、二人の縄張り争いが広がっていくのでした。
これは認知症状の特徴でもあるのでしょうか?症状が現れるようになってから強く出始めています。
頑固で見栄やこだわりが強い面倒な義父の服を整理をするのは、後回しにしてまず義母の服の整理から取りかかる事にしました。
今回分かった事は、二人は認知症の症状の一つでもある、季節に合わせた服の選択が徐々に出来なくなっているのだと気づきました。
なので目に入る場所から季節外れの義母の服を一旦箪笥にしまいました。
義母の大量の服を処分し、整理をする!
義母の狭い部屋には、押入以外にも古~い引出箪笥×3、クローゼット型箪笥×2と所狭しとあるのですが、、、、
クローゼットの中に洋服、バッグ、寝具が入れ混ざっていました。
普段はハンガーパイプにかけてある洋服を使用し、引き出し箪笥の前に物を山積みにしているためほとんど引き出しは、空っぽで不要な物ばかり入っていて活用されていませんでした。
また、浴室用に購入した風呂用椅子は、何故か?化粧台の前にありました。これは使いやすいのでここに置いてあるのだろうと思い…🙄そのままここに置く事にしました。
義父と競う様にかけてあった服を、一旦義母の箪笥にしまったので要・不要を選択させるために服を再び全部出し、大きな段ボールを二つ用意して、一つ一つ聞きながら整理していきました。
そして季節外れの洋服は、箪笥の中にしまい、今使用するものをパイプハンガーに掛けていく様にしました。
かなりの大量の物を処分していきましたが、いらないと言った物の中には、値札の付いたままの服もあり、人にあげられる物やメルカリ・フリマ等で売れそうな物は出来るだけ活用するようにしました。
また、自分で分解できた箪笥は、地域の清掃センターに持って行き処分しました。
レイアウトを変えて使いやすいようにして部屋をすっきりさせていきました。
その中で、使い慣れていた箪笥は捨てずに義母が読める様に箪笥に何をしまってあるのか、ひらがなで中身の種類(例:「したぎ」等)を書きました。
これが活きるかどうか分かりませんが💦、
もっと大きくド~ンと書けばよかったかも…⁉
とりあえず試してみました。
義父の使っていない車を処分して、車庫のガラクタを捨てる!
義父母は二人共運転をしていたので、元々車は2台あったのですが、義父は退職後家にいることが多く、義父の車はバッテリーが上がって使用出来ない状態になっていました。
それと並行するように義父は少しづつ認知症状が出始めてきたのです。
出掛ける時は、いつも義母の車を義父が運転する形で利用していました。
義母は昨年免許更新をしていない為に、最近は義父のみが運転していました。
自分達も何で置いたままにしているんだろう?と思っていたのに、
忙しさにかまけてそのまま忘れていたな~
早く廃車にすれば良かった~😔
帰省で帰ってくると、僅かな日数しかいないから、悔いても仕方ないか…
とにかく廃車しなくちゃ!
早速車屋に連絡して取りに来て貰いました。
簡単な事だったのに…ほんとに早くやれば良かった😓
でもほんとにすっきりしたー!
この後車庫も大掃除をして、車庫にあるたくさんのガラクタを処分しました。
倉庫の中には、まだ捨てたい物があったのですが、、、
これは、地域の運動会で利用する敷物だから!
使えるから捨てない!
え?何年前迄行ってたの???
ほぼ何年も使って無い物だらけなのに…
まー、無理矢理今捨てなくてもいいっか…💦
そこは無理矢理には処分しませんでした。
しかし、厄介そうに積みあがった残材に手を付けられてほんとに良かった!
手を付けた事で、かなりすっきりしました❕
これを機会に義父に運転をやめさせる!
またいちばん大きな事は、義父に一切の運転を辞めさせた事でした。
認知外来の先生にも運転をしない様に言われたので、私も恐れずに義父にしっかり言おうと思いました。😤
運転に関しては相当危ないと思ってきたので、早く辞めさせたかったのです。
しかし、、、、運転を辞めさせると言う事は即、介護の体制を整えていかなければなりません。
この島ではほとんどの人が車で出かけていて、かなりの高齢の方でもまだ車に乗っています。
バスも限られたわずかな本数しかなく、今迄車に乗っていた人は途端に足が無くなってしまうのです。
歩いて行く事もできるのですが、中々歩く習慣がない義父母は買物が出来ない不便さを感じてしまいます。
それについては、介護申請を行い介護サービスを使うための手続きを取る様にしました。
義父母の代わりにヘルパーさんに買物に行ってもらったり、デイサービスやショートステイのサービスを利用しようと考えました。
この運転を辞めさせる事が、本格的に介護のはじまりで覚悟をしなくてはいけないと強く感じた一因にもなりました。
車庫は広くなったのですが、私達がいない時に車が近くにあると、どうしても義父はこの車に乗ろうとするはずなので、店をやっている親戚の駐車場に、私達がいない間は車を置かせてもらえるようにお願いしました。
しかしこの運転をさせない件に関しては、私がいる時は車があるので、義父母共に運転出来ない事を忘れていて、義母が義父に運転をさせようと、
じいちゃん、車で○○へ行こう!
早く車のスイッチ持って!
(車の鍵の事を方言なのか?スイッチと呼びます😳)
などと、義父を誘うのです。
駄目でしょ!
運転出来ないと病院の先生にも言われたでしょ!
ばあちゃんも覚えてないの?
じいちゃんに運転させては駄目なんだよ!
この会話をもう何度繰り返したでしょう・・・😓
これだけでも大変な労力です。
最近も車を見ると時々言っているので、これは長丁場になりそうです。
古くて使い勝手が悪い家こそ物を断捨離する!
この家は築50年近くになるのですが夫は高校から島を出ている為に夫婦二人でこの家に何十年も暮らしていました。
なので、二人にとっては特に使い勝手が悪いと感じていないのかもしれませんが・・・・
建築インテリアの仕事に携わってきた私にとって、古さは仕方ないにしても動線や使い勝手がとても悪く感じ、訳の分からない?スペースやレイアウトだらけです。
前々からそう感じていたので、DIY好きな私としては、どんどんリフォームして行こうと思っていました。
実際にDIYもしてきましたが、
しかし、、、、
極端にレイアウト変更やリフォームする事は、認知症の二人にとって混乱を招く事もわかり、そしてどうするべきか悩みながら整理していました。
その結果、リフォームやDIYをやるよりまずは、断捨離を納得いく様に一緒にやりながらすっきりさせ、とにかく物を減らす事にこだわりました。
今後の課題:家具の処分と活かし方
とにかくどの部屋にもテーブルが有り、家具が多いのも気になりました。
使用していないダイニングテーブルセット、座卓、籐椅子・籐のオットマン付きリクライニング椅子、むか~しの応接セット…
更に屋久杉の火鉢に、長い屋久杉の無垢材のテーブルも有り、とても素敵なのですが、、、
これが重すぎて容易に動かす事もままならないのです。
自慢の家具だったと思うのですが、この大きさの物をこの家に置くには物を整理してから購入するか?、リフォームして整えてからでないと、そもそも置くのは無理があるなと感じます。
と言うのも、部屋の大きさに対して物が大き過ぎるのです。
よく有りがちだと思いますが、広い店でみるとさほど大きさが気にならない物でも、家に入れるとバカでかい感じになってしまうパターンです。
私はこの家具で何度か足をぶつけて、大きな青あざも作っているので😭(ワタシガマヌケナノカ?)
何とかしなくてはいけないと思っています。二人にとっても危険だからです。
家具は、義父の自慢の物でもあるので、今後の課題として移動や処分する物と使える物等分けて整理していこうと思います。
この問題は、帰省する度に順番に考えようと思います💦
泥棒の仕業→犯人はおまえだー!
義父は、とにかく紛失物は泥棒の仕業にしたて、色んな物を持ち歩きます。
リモコン・眼鏡・携帯(かなり前に解約されてるのだが…)・髭剃り、時には歯磨き粉も持ち歩きます。
そしてどこかにしまって、またそれを忘れて泥棒を疑います。
私も洗面所に置いていた私の歯磨き粉が無くなり義父の机の引き出しに入っていた事が何回もありました。
もう~~~😠
それからは自分のエリアに置く様にしました。
ある日置きっ放しにしてしまった洗顔フォームが消えていました。
また無い!!!まったく!もう~~😤
ん?
もしかしてこれチューブだし、、、
歯磨き粉と間違って、じいちゃんの引出しに入っているんじゃないかな???😲
案の定、義父の机の引き出しにありました😤
やっぱり持って行ってる!も~~🤬
もしかして歯磨き粉として使ってるかも???🙄
ちょっと笑える😁
笑い事じゃないか・・・😅
とにかく年中泥棒の仕業と、毎回騒ぐ義父に
犯人はおまえだー!
っと、思いっきり言ってやりたかったです。
それからというもの、自分の物はみんなが利用する場所には決して置いたままにしない様にしようと心に決めました😠
まとめ
義父母の家に行って整理処分することは、かなり大変な作業でした。
行動を見ながら必要な物を整理していかなくてはならないからです。
しかし整理する事について考える事は、必要な物を使い勝手のいい場所に置く事が出来るので、住みやすく変化させる事ができます。
断捨離+掃除する事は、家や物だけでなく、住まう人の心と頭と体、全て稼働するように思います。
これを何故買ったのか?
いつどこで買ったのか?
もしくは誰にもらったのか?
そもそもこれ必要なのか?
どこに置いたら使いやすいか?
どう置いたら綺麗に見えるか?
等々…
一つの物を通してかなり頭を働かせます。
なので認知症予防対策においても頭の中の整理にかなり効果的な方法だと思いました。
一緒に付き添ってやりながら整理すると、本人達も楽しむようになっていました。
家も物も人も働かせて、活かす事は全ての雰囲気が変わるので、どの家庭でも少しでも早くやるべきだと思います。
今ある物で、活かす方法を考えるようとすると、
周りの物全てに命が宿る気がしたからです。
義父母の家の断捨離をやりながら我家も、まだまだ出来ていないなと感じ、早く断捨離+掃除をやりたくなりました。
色んな物がさびれて来る前に・・・・・・・・・
この介護を通してつくづく学ばされる日々です。
つづく
コメント