遠距離介護ブログ⑮【自宅で映画『Father』を見て介護を考えた日】

介護

こんにちはhiromaruです。

この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。

 

一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。

〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕

 

徐々に義父母二人の介護申請・コロナウイルス・義母の手術等の影響もあり毎月の帰省ではなく、やむなく長期の滞在となり更に悪戦苦闘していました。しかし義母の手術も終わり、退院したので、いよいよ3~4ヶ月ぶりに家に帰る事にしました。

『前回までの話はコチラ👇』

 

数々の算段で、鹿児島と種子島間のみを行き来していたので4ヶ月半ぶりにようやく自宅に帰ってきました。

やっぱりじぶんの家はいいな~
やっと自分のベッドに寝れるんだ~

勿論どこにいてもちゃんと私の寝床はあったし、一人になるスペースも狭いですがありました。
覚悟して行ったので、自宅を離れている時はそれ程感じませんでしたが、戻ってきたら自宅の心地良さを改めて感じ心からリラックスしました。

また、帰宅した日は娘が家の飾り付けをして料理でもてなしてくれたり、夫が購入してきたお酒も加わり家族が温かく私を労ってくれました。

とても幸せを感じました😭

 

あらためて義父母との日々が頭によぎる

 

家に帰って気持ちが楽になってよみがえってきた事は、義父母の思考と行動でした。

 

ここの家に来て年中片付けしているの、お金を貰いたいくらいだ!

✔義母と共に片付けをしていると自分はここの住人ではなく、部屋を汚しているのは他人でいつも自分は片付けに来てやってるのだと思い込む

 

 

 

 

自分はこんなに汚さない、誰かが汚して置いて行ってる

✔洗濯を干してしていると潔癖症で他人から貰う物にも信用がおけない義父は、常に自分は綺麗であるという思い込み

 

 

 

 

今話していたでしょ!誰かな?と思って…え?いなかった???

✔私の動きをよく見ているが、常に相手をして貰いたいと望む義母は私のもとに度々現れ私が誰かと話しているのだと思い込む

 

 

 

 

○○がまた無くなった!また自分の部屋に入られた!大体見当はついているんだ!!!

✔常に自分の物の管理を一日何度もやる義父は、泥棒対策だと言って自分が隠した物を一人中怒って探し回っている

 

 

 

 

さっきおったばあちゃんは?

✔時々自分の母親を探しまわる義父

 

 

 

 

○○は最近会わないね、どうしてるんだろう???

あの人はこんな人だから〇〇しているんだ

✔何回言っても既に亡くなっている人達の事を義父母二人で延々と会話を繰り広げる

 

 

 

 

この人がいてくれてほんとに助かっているの。もうどこにも行かせたくない。この人にいい人いないかな?

✔私の事を誰かと勘違いして友達に話す義母

 

 

 

 

あんたはやっぱりいい家具を入れてるね、みんな知らないはず…

✔何度話しても病院や施設・ホテルの場所を理解できず義母は、「嫁は凄い所に住んでいるのだ」と他人に自慢をする

 

 

 

 

義母:〇〇さんちに、なご~いっちょらんから(長い事訪問していないから)じーちゃん行こう!早く車運転して!

義父:あー、いこう!

✔昨日行った場所も、自分達が運転出来ない事も全て忘れて動こうとする

 

 

 

 

相続した土地を売って、息子に〇千万円渡し、自分達も〇千万円ある

✔明らかに誰が聞いても嘘だと分かる様な作り話を近所の人達に話し自慢する二人(実際特に何もない🤪)

各記事の中でも書きましたが、こんな事がしょっちゅうあったので、次々浮かんできました。

義父母と一緒にいた時間を思い出すと、ちょっと具合が悪くなりそうでした。

ん~~~、、、思い出しただけで、きっついわ~

 

どのようにすれば親にとっても自分達にとっても無理のない形になるのか?
ボーと考えてました。

そんな時映画好きな私は、ストレス発散に認知症の事を描いている作品があったので、早速この映画を観てみる事にしました。

 

映画『Father』(原題:『The Father』)

 

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ひとことで言うと、認知症によって記憶が失われていく父親と娘の親子の揺れる絆を描いた作品です。

主演のアンソニー・ホプキンスと言えば、『羊たちの沈黙』が超有名で、大好きな作品の一つでもあります。
そのアンソニー・ホプキンスが演じるアンソニーがほぼ義父母と同じ様な年齢でもあり興味津々で視聴しました。

映画『Father』 Wikipedia

映画『ファーザー』公式予告 YouTube インターフィルムチャンネルより引用

 

この作品は今までの介護を描いた映画とは違い、認知症の世界観がリアルに描かれていて、非常にタイムリーな作品でした

かなりリアルで、自信と誇りに満ち溢れたアンソニーの現実と幻想の境界が崩れていく恐ろしさと切なさ悲しさが感じられます。
主演のアンソニーホプキンスの名演技が、滅茶苦茶光ります❕

例えばアンソニーはご機嫌な時なのか?無意識に軽く口笛を吹きながら動きますが、ここはまさに義父そのものです。

また、自分を守るためか?自分の事を大きく立派に見せようとしたりして事実と違う事を言い、また高慢な態度を取ったりして周囲の人を傷つける点も似ています。

 

亡くなった人や自分の母親が実在しているように思う点など、義父母との類似点がドンドン出てきます。

映画はアンソニーの頭の中をほぼ描いているので、映画を観ている私達自身も何が事実なのか分からなくなります。
自分がどこにいて、誰と何を話したのか?一体現実はどうなっているのか?目の前にいる人の認識も分からなくなっていくのです。

この映画を観ると、認知症の人の頭の中でどのように感じているのか垣間見る事が出来ます。

これが自分に起こったらと、正にホラー映画よりも怖さを感じました。

是非一度観て頂きたいおすすめの作品です!

誰しもに起こりうるこの問題を見事に描いていると思いました。

認知になりたくてなっている訳ではないのに、まさかこんな自分になるなんてと義父母が自分達を客観視したら、嘆き悲しむのだろうと思いました。
なのに、私は追い打ちをかける言葉も吐いてきたと思います。

自分の行動についてまたまた考えさせられました。

 

 

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帰宅してから全て夫が連絡や手配をするようにする

 

私が帰宅して、まず義母が庭の大きな御影石につまづき転んでヘルパーさんが病院に運んでくれた事がありました。
そういう突然のトラブルが発生した際には、病院に連れていってくれる人の必要性を強く感じました。

うちの場合は対応してもらえる親戚がいたので、病院のお迎え等頼む事が出来ました。
しかしいくらこまめに連絡や挨拶、贈り物をしていてもやはり迷惑をかけてしまいます。

今後を見据えて先々を考えていかなきゃいけないと思います。

今回帰宅してからは、全て夫が主導権を持ってケアマネージャーさんやヘルパーさん、病院関係の方々と連携し話しを進めています。
義父母への連絡に関しても夫のみがしています。

本当は、二人は私に一番そばにいて欲しいと思っているようでした。

しかし、私には私の大切にしたい生活と家族があります。

義父母にとっての変化は苦しい面もあるでしょうが、やはり介護ケアを専門にして頂ける方に今後はお願いしようと思っています。

今後私はあくまでも夫のサポートをしようと夫婦で話し合い決めました。

介護に携わる方々に感謝しながらその方々とのコミュニケーションをうまくはかり、義父母の症状に合わせた生活ができるように私達は手配しようと思っています。

 

自宅に帰って改めて感じた事

 

私にとって認知症の人と関わるのは、初めてでした。
二人を見てきて、私の中で感じた事は

正直こんな風になりたくないと思った事でした。

誰しもなりたくて認知症になる訳ではないので、ほんとに非情な言い方だと思います。
でも、強くそう思いました。

義父母に対して今までは事ある毎に心から喜べるプレゼントをと考えたり、同じ様に介護についても考えたつもりでした。

でも向き合った現実は、行動・思考の誤りを治す様な建築工事でいう解体工事のようになっていました。

実際部屋についても掃除・廃棄処分・模様替・DIY・リフォームもやってきたので確かに工事もしてきましたが、この解体は長年違和感のあった主に思考についてを取り壊し撤去していこうとしてきた事です。

 

昔はとても言えなかった事をはっきり口にしてダメ出しをしたので、ある意味そこは正直スッキリしました。嫁と言う立場は悶々と違和感を抱えていても中々言えないものですが、ここぞとばかりに一気に吐いてきました。

 

でも、、、相手は認知症の親達です。

言っても理解は、なかなか出来ず繰り返すのです。

スッキリと言う感覚がやがて疲れと切なさと虚しさも倍にして一緒に連れて戻ってくるのです。
言いたくて言っているのではないので、段々自己嫌悪も募ってきました。

いつしか心のこもったプレゼントと同じようにと考えて来た介護は、これまでのウサをはらしたいと考える逆の思いと行動に変化していきそうでした。

要するにドンドン心と体が疲弊していくのでずっとそばにいるのは、出来ないと思いました。

 

この問題は、かなりの方が抱えていると思います。

 

医療が発達して長寿も増えましたが、その分認知症もかなり多くなり島の薬局でも

この認知症の薬ばかり最近出しているよ~💦

もの凄く増えたね~💦

と近頃の急増に驚いてました。

 

 

義母は私達に

・子供達に迷惑かけたらいかんから、病気しないように気をつけないと…
・ゆくゆくはあんたたちにお世話にならんといかんから…

そんな言葉を新婚当時からずっと言っていました。

 

確かに口にしていたように体の方は何とか健康を保っていました。
健康ではありますが、テレビと夫婦のみの会話で出かけないし特に体も動かさない=変わらない日常になるように、ほとんど数十年も閉鎖的な生活(特に義父)で、心と体が動いていない状態に思えます。

義父母は老後息子夫婦が何とかしてくれるだろうと私達にゆだねていたと思います。

 

昔からあんな事言ってたのに、何故早くから老後問題について話し合わなかったのか…?

いや、話してたけど、どちらかかが移住して一緒に生活する事はお互いに賛成ではなかったから、仕方なかったのかもしれない💦

でもまさか二人いっぺんに認知症になるとは想像してなかったからな~

 

見通しが甘かった

 

 

認知症で出てくる思考もやはり自分の中にある物が大きく関わって誇張されてるように私には感じました。

つまり元々もっていた、若しくは隠れていたり押さえていた思考が現れるのではないか?と感じたのです。(あくまでも義父母のみを見ての感想です)

 

なので、私自身も病気や認知症になった時は誰かのお世話にならなければいけなくなると思いますが、、、
自分が何が好きで何が嫌いなのか?
どう生きていていたいのか?
はっきりさせて伝えておきたいと思います。

 

自分の体と心を心地良くさせるための行動を、出来るだけ早くからやるべきだと感じました。

 

いつかは大事にしていた物や土地も全て手放さなくてはならなくなります。

なので常に何を大事にして生きたいか?今後のテーマだと思っています。

あわせて施設も調べ蓄えておく必要もあると思います。

 

今回の介護帰省で義父母から学んだ事は、私にとってかなり重要で大きな学びになったのだと思い、きっと大きく感謝していくようになると思いました。

 

そんな風に、ゆっくり家で映画を観ながらつくづく様々な事を考えた日でした☕

 

つづく

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