こんにちはhiromaruです。
この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。
一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。
〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕
徐々にコロナウイルスの影響もあり毎月の帰省ではなく、やむなく長期の滞在となり更に悪戦苦闘しています。
『前回までの話はコチラ👇』
前回の義母のコロナ陽性騒ぎで、検査入院できず仕舞いでしたが、
特発性正常圧水頭症の治療を受ける病院の先生の計らいで、何とか次の予約時は検査+手術の流れで入院を一回で済ませる事を了承して頂いたので、早速次の日程の段取りをしました。
今回島へ来てから
✔介護申請
✔義父母二人のコロナワクチン接種
を済ませたので、後は介護認定の結果待ちと特発性正常圧水頭症の検査+手術と言う事になりました。
この前ののコロナ偽陽性騒ぎで相当疲れたけど、、、
でもここまで何とか一つ一つ進んでいる!
介護認定が出て、手術が終われば、介護サポートを受けて遠距離介護ができそうだ
もうひと踏ん張りだ!
毎月介護の為に帰省していましたが、今回はこの段階で自宅には戻れず島に来てから2ヵ月目に入ってました。
何とか自分を鼓舞しながら前へ進もうと必死でした。
覚悟してきたから、帰りの飛行機の予約取ってなかったけど、
何が起こるか分からないから逆に良かった💦
とてもじゃないけど、全て済まさないとこりゃ帰れないわ……😔
コロナの影響であらゆる事を臨機応変に対応しないといけない状況でした。
しかし何だか修行させられているみたいだな~😒
まー、これからやりたい事の為にもきっといい経験になるはずだ
とにかく、物事を淡々と早急に進めなくては自分の心が崩れてしまうと感じた私は、次々に予定を決めていきました。
認知外来の先生にコロナの偽陽性について尋ねる
二人を再び島の認知外来の予約日に病院へ連れて行き、担当の先生にこれまでの経緯を話しました。
大変な思いをされたようですね
そうなんです、カクカクシカジカ…😱😵😭(先生に細かく話しを聞いてもらう)
ちなみに、質問なのですが、
コロナワクチンを接種した事で、抗原検査の偽陽性と関係がありますか?
この間ワクチン接種後2週間で鹿児島市へ行ったのですが、今度行く時は1ヵ月位空けた方がいいのかどうか?と思いまして…
それは関係ないです。
コロナウイルスを入れてるわけではないので…😅💦
様々な要因で稀に偽陽性が出てしまう方が数%いらっしゃるんですよ。
でも、ほんとに陽性でなくてよかったですね!
先生や看護士さん、スタッフの方に特発性正常圧水頭症の治療が是非スムーズいく様にと、励まされ病院を後にしました。
ほんとに稀なケースだったんだー
しかし、よくこういう事にあたるなー😵
二人共に認知症の症状が同じように出たりするのも稀だと言われるし…😣
なんでなんだろー😭
しかし、島の認知外来の先生からワクチン接種が偽陽性には関係ないと言われましたが、前回のコロナの抗原検査偽陽性でかなりのショックを受けたので、、、、
やはり2回目のワクチン接種から1ヶ月空けて特発性正常圧水頭症の検査+手術の予約をとりました。
ケアマネさんと話し、私の休養をとる事を提案される
ケアマネさんにこれまでの経緯と愚痴・困った事を聞いてもらうと、
次に病院に行くまでに関東の自宅に帰るとなると、
コロナ問題もあり大変なので、
ご実家(鹿児島市)で休養してはどうでしょうか⁉
それまで義父母には、ヘルパーさん+デイサービスを入れてみるのはいかがでしょう?
と勧められました。
そっかー
うれしい!
是非お願いします💖
ケアマネさんの提案に喜んだ私は、実家で休養を取る形にしました。
義父母の家を離れる2週間の間は、ヘルパーさん週4日+デイサービス週2日という計画にしました。
介護認定はまだ決定していませんでしたが、暫定で使用できるとの事でこのような提案を頂きました。
※デイサービスについて
デイサービス(通所介護)は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
デイサービスは、朝から夕方までを施設で様々な内容で過ごし、施設の方が送迎もして下さいます。
※デイサービス利用に関してはケアマネさんを通して、施設の方が訪問し打ち合わせ面談や書類記入等が事前にかわされた後になります。(詳しくはケアマネジャーさんに確認が必要です)
家で義父母を見ていると、昼間ずっとテレビを見てお菓子を食べている事が多かったので、時間を持てあましている様でした。
私がパソコン作業をしていると、何度も繰り返しお茶に誘ってきます。
これが苦痛だった私は、はっきりと
コーヒー飲んでいるから大丈夫!
気にしなくていいよ!
そうハッキリ言って断る様にしていました。
相手をして欲しいのは分かるけど……
私にはやりたい事があるし、付き合ってられない……
頼むから構わないで欲しい
そう思う程毎日何度も誘ってきました。
またデイサービスを利用してもらいたかった理由は、普段家にいると
- 二人で独自の世界を作って話し、誤作動を起こしてしまう事
- 家の外へ出ず体を動かさない事
- 家の外へ出ないので、外部の人との接点がない事(特に義父)
この状態は更に認知症を悪化させてしまうので、予防のためにも今回デイサービスを是非二人に利用してもらいたかったのです。
またヘルパーさんの利用に関しては、必要な物の購入は都度払いで支払う事になっていましたが、、、
義母は渡したお金を何にどの様に使ったかわからなくなり、ヘルパーさんにお金を渡せずそれどころか、逆にお金を貸して欲しいと言ったらしいのです。
もちろん借りてはいないのですが…
心配してたけど、やっぱりお金の管理はだめだったかー
どうにかしなくちゃ・・・
この問題に関してヘルパーさんの主任と相談の結果、同じ様な悩みの方がいてお金をお預かりしている例もあると伺い、私も同様にお金を預かって頂けるようお願いしました。
遠距離介護をしている私にとって、この計らいは非常に助かりました。
なので、ほぼ二人はお金の心配をする事無く生活できます。
ほんとに助かったー!!!
実家に休養を取りに行く
ケアマネさんの提案もあり、鹿児島の実家で過ごす事が出来た私を家族がとても暖かく迎えてくれました。
あちこちの癒しの場所に連れて行ってもらったり、美味しい物もたくさんいただきました。
また私の趣味である実家のプチDIYをやったり、幼馴染の親友と食事に行ったり、とても楽しくのんびりと有意義に過ごしました。
実家の親族、
島の親戚の方達、
義父母のご近所のおばちゃん達、
島の介護サポートの方達、
そして大切な友人
みんながいるから私はこの介護ができているんだ~
ありがたくて感謝の思いで一杯になりました。
そんなひと時を味わっていると、ケアマネさんから介護認定が決定したと連絡がありました。
介護認定おりました。
やはり介助が無くても今の所お二人共日常生活をおくる事ができているので、
お二人共に要介護1だと言う事です。
介護認定のレベル判定は、事前の訪問調査や医者の意見書等から判定が行われます。
★介護判定に関するリンク👇
判定基準は人により違うので、おおよそは分かっても厳密には予測しにくいようです。
★介護申請に関する記事👇
当初は、、、
親の年金以外の持ち出しの費用がかかっても二人共に認知だし、認知症対応型の施設に入れて肉体的にも精神的にも負担を軽くしたい
夫は、私への負担も考え初めからそう言っていました。
しかし、義父母はまだ動ける事もあり家に対する執着がとても強く(義父は特に)、仮に施設に預けても本人達が納得してない場合、施設側に従わない可能性がかなり高いです。
そうすると、今のところ施設は難しいと判断しました。
なので何とか今の状況を周りの方々に理解してもらい、介護のサポートを受けながら周囲と連携して生活をしていく形にしなくてはなりませんでした。
その中ではれて介護保険サービスが受けられる事になったのは、ひとまずホッとしました。
鹿児島市で約2週間休息した後次は、義母の特発性正常圧水頭症の治療を行うために病院へ連れて行かなければなりません。
そのため実家にいた私は、重~い腰をあげ島に行く事にしました。
再び義母の入院にあわせて義父を預ける為の戦いが始まる
島に到着してヘルパーさんや、デイサービスの事を聞くと思いの外、二人はデイサービスを気に入っていました。しかし義母は、
でも、あんたがいい。
ずっといて欲しい。
と私に言い、友達には対しては
この人がいるからほんとに助かっているの。
ほんと、どこにも出したくなかっ!
誰かこの人にいい人いないかね???
私嫁なんですけど…✕✕✕
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と話し、自分の事も身内の事もよくわからなくなる事が頻繁に出てきて、完全にどこかの異次元にさまよっているような、、、奇想天外な状況でした。
更に、義母を島外の病院に連れて行く留守の間、義父をいずれかの施設に預けなくてはならない大きな課題の事を考えると、胃が痛くなる思いでした。
はー、気が重い
義父は何より家を離れる事を嫌います。
拒否反応がすごくて、短期間の宿泊だからと話しても理解してもらえません。
今回は、約3週間位と長い期間なのでどうしても預けなくてはならず、一番の課題でした。
義父母は入院に関しては特に、混乱して毎日嘘の様にすべてを忘れてしまいます。
そして話した瞬間から即病院に行くのだと勘違いしてソワソワしてしまうのです。
なので、前回のように早くから入院に関して話すと、入院前日まで滅茶苦茶な質問や不安や怒りをぶつけてくるので、出来るだけ直近になるまで細かい事は言わず大まかにしか話しませんでした。
そのため入院の準備は、私一人で黙々と密かに行っていました。
そして入院が2~3日後に近づいてきたところで意を決して話しました。
数日後に、ばあちゃんを手術のために鹿児島の病院に連れて行くから、
じいちゃんはその留守の間○○施設へ行ってね。
案の定二人は、入院や手術に関する事を初めて聞いたかのようにキョトンとしながらあらゆる質問をしてきました。
混乱する二人に一から説明して、これはどうしても行かなきゃならない事を説明しました。
その夜は納得する二人でしたが、、、、、また翌朝義父は、どこへもいかない!ここにいると言いはり、説得されては了承するを何回も繰り返すのでした。
更に厄介なのは義母が
じいちゃんは〇〇の所へ預かってもらえないだろうか?
と言い出す事でした。
とにかく親戚に頼ろうとするのです。
これが義父を更にきかなくさせるのです。
義母が親戚を頼ろうとする事は、昔からありました。
そこには、自分が人に対してやってきた事の見返りを求め、それが親族間のトラブルの原因に大きく関わっていると思います。
やはり考え方は、認知症になってより大きくクローズアップされて出てきてる様に思います。
義母も実際、人のためにかなり尽くしてきたので認知症になっても、多くのお友達が心配してたくさん訪ねてきてくれます。
みんないい人ばかりだけど、
じいちゃんとばあちゃんの介護は人に頼めないんだよ!
家族と介護サポートと病院の人達で連携してやらないと!
そのために私はここに来てるんだから!
義父母には、これまで何度もこうキッパリ言っていました。
これに関しては、何度もバトルしてきました。
なので今回も強く言っては駄目だと思いつつ、
何回もいったでしょ!
人を当てにしては駄目なの!
義父母の言った言葉をもう説明もなく、バッサリ切り捨てました。
そしてどこへも行かないと言いはる義父とも前回同様バトルをして、
ばあちゃんの病気に関わる事だから、例外は聞かない!
とかなり強気に言い放ちました。
その時の私の気持ちはもう、どう言おうと予定通りに進める事で一杯でした。
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張りつめた空気の中、電話が入りました。
要介護の認定がおりてからケアマネさんが変更になったのですが、(要介護になると、要介護担当の方に変わるそうです)
その新たなケアマネさんが、
以前予定していた老人保健施設ではコロナの関係で宿泊利用出来ないようなので、今から探してみます💦
と連絡がありました。
ケアマネさんが懸命に探しまわり、急遽ケアマネさんの所属する介護施設関連の病院の院長に話して、入院と言う形で了解を頂きました。
何とかなって良かった~!
でも今回は病院かー、抵抗が怖いなー
しかし、ここはどうしても預けなくちゃ‼😤
義父を病院に預ける
とうとう義父を、島内の病院に預ける日になりました。
義母は、その日デイサービスへ行かせるため義父と二人で行きます。
大丈夫かな…何事もなく預けられます様に…🙏
義父を島内の病院に連れて行くまで車で40分位かかるのですが、車の中でも
いい天気だね、海は荒れてないね~
など、精一杯たわいのない会話をするよう心がけ、何とか無事に島内の病院に到着しました💦
病院は大変混んでいて、かなり待合室で待たされました。
私は、書類の記入に追われその後1~2時間位待ったところで
長身の若いイケメン看護士さんに優しく誘われ、義父は病棟の方へ連れて行かれました。
はー、良かった。義父の問題がすんだ!
次は明日義母を連れて行けば予定通りだ!
病院近くのクリーニング屋さんで週2回の義父の洗濯物の委託をお願いして、
その帰りに島で唯一のファミレスで食事をしました。
はー、普段の何気ないこんな時間が凄く贅沢な時間に感じる…
このリラックスした時間がどれだけ貴重な事なのかが分かりました。
それから帰宅し、明日の義母を病院の支度にかかりました。
デイサービスから帰宅した義母は義父の入院を忘れ
じいちゃんはどこ行ったと?
と何百回という言う勢いで確認してきました。
どんだけ不安なんだ???
義母を鹿児島市の病院に入院させる
朝になり、荷物の確認をしていたのですが、
わー、準備してくれてありがとう!
それでよかな!
何から何までありがとう!
と涙ながらに感謝される😭のですが、、、、
新たに義母は滅茶苦茶な物を集め、妙な袋を持ってきます。
え?
なにやってるの?
準備はしてあるって何回も言ったでしょ!
中身を確認すると、大量のリハビリパンツとハンカチなどです。
その様子はまるでサンタクロースのようです。
もう思わず大笑いするのですが……🤣
何度も同じ事を繰り返すので、仕事が増えていくのです。
流石に、、、
おねがい、出発するまでお茶飲んで動かないで!
荷物さわらなくていいから!
はいはい、わかりました。そうします!
そう言いますが、出発まで同じ事を10回位繰り返しました。
義母は認知症の自覚はなく、
自分はどこでもやっていけるタイプだけど、
じいちゃんは家を出るのが苦手だからね~って言ってたのに…😠
どんだけ動揺してるんだ~~~
ほぼ、コントの様でした。
気を取り直して😤、いざ出発です!
よし、行こう!晴れてて良かったね、
入院中はゆっくりしていればいいから!
すぐ退院できるから、がんばろうね!
じゃなー、大丈夫、ばあちゃんは大丈夫!
昨日と同じくいい天気でした。港へ着き海を見ても凪いでいて心地良く出発できました。
鹿児島の病院に到着し、
早速問題のコロナの抗原検査をされました。
神様お願い、どうかこのまま入院出来ますように…………😣🙏
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陰性でした!
入院の手続きに入りましょう!
は~~~~~、良かった~~~~
無事に入院させる事ができて嬉しかったです。
これから入院する義母は不安なのでしょうが、私は前に進める嬉しさで一杯でした。
入院書類の手続きを済ませ、院長先生と話し、次は手術の日を指定されその日に私は来る様言われました。
不安そうな義母に
また手術の日にくるからね!
大丈夫だから!
心配しなくても看護士さん達がいるから、何でも聞いて!
と話し、病院を後にしました。
病院を出て実家の母に連絡をしました。
かなり心配をしてくれていた様子で、とにかく入院出来た事に安堵し、良かった、良かったと電話口で言ってくれました。
実家に帰り、計画通りに出来た事に安心した私は、早速温泉へ行きました♨
なんて幸せなんだろう~
そう何度も言いながら美味しい料理とビールを飲んで、家族に愚痴を聞いて貰い至福の夜を過ごしました。
物事を淡々と進めて、、、と考えていましたが、
まったく逆ばかりやっている自分に気づきました。💦💦💦
その夜は、ほろ酔いの楽しい気分の中、
眠りに落ちました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
つづく
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