こんにちはhiromaruです。
この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。
一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。
〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕
義父母の不可解な行動や言動に介護の緊急性を感じ、たまたま失業保険受給中の私は、急な休みが取りにくい夫の代わりにとりあえず一人で様子を見に行く事にしました。
『前回までの話はコチラ👇』
帰省初日、中々眠れない一夜を過ごし😂、いよいよ今日から義父母宅の家計を全て把握し、どのように運営していくかについて具体的に手をつけていく事にしました。
親のお金の収支を把握する
昨晩夫とビデオ電話を通して家族で話し合った通り、義父母に全部の通帳・カード・印鑑、保険証、年金手帳、保険等全部出してもらう様に言いました。
二人はあらゆる場所をどこいった?どこいった?とお互いが相手に確認しながら探しはじめました。
そうして出してもらった所、昨年夫と二人で通帳含めすべての書類整理しまとめたにも関わらず、、、、ありとあらゆる物の紛失だらけでした。
義父は暇さえあれば昔から使用している金庫を開けては、自分の机に何かを並べ確認して又閉まっています。
その金庫も昨年調べたら、使用済みの通帳や昔の請求書や領収書で、現在使用している通帳以外はほぼいらない物だらけでしたので、それらは処分しました。なので必要な物しかないはずなのですが、色んな物が消えていました。
無い物がいっぱいだ💦
一体どこにやっているのかな???
とにかく無いと困る物を、早く再発行しないと…
と言う訳で、、、調べただけでも、
保険証2人分、年金手帳(義母分)、通帳カード4か所の再発行の手続きと積立等の請求が来ている未入金の支払いがありました。
後は、固定費等の見直しです。
早速紙に書きだし、これから行う作業について義父母に説明しました。
そして、入ってくる年金と出ていくお金を全部私に管理させて欲しい事と、今やってる保険や積立、固定費も全部見直しさせて欲しいと言いました。使うのは生活費を入れてある口座一つのみにする!とあらかじめ帰省する前に伝えていた事を、改めて実行していいかどうか確認しました。
困っているのでお願いしたいと義父母共に言ったのを聞き、直ぐに車に乗り込みました。
やる事は、以下ざっとこんな感じです。
- 紛失分の保険証2人分、年金手帳(義母分)、通帳カード4か所の再発行の手続き
- 請求がきている未払いの支払い
- 固定資産税の未入金の確認
- 固定費削減の為、義父の携帯を解約し、義母の携帯だけ残す事
- 火災保険やかんぽ保険等の見直し
- 定期的に来ているダスキンや薬の補充等の使用していない物の解約
- 義父母のたっての望みのであるが、二人が懐疑的に思っている金融機関の各種引き落としや年金の入金等を別な金融機関に変更をする😓イミガナイガ、イッタンキイテオコウ…
一緒に行くと言う義母を車に乗せて金融機関を3か所と役場を回りました。
金融機関で手続きをしている最中、足の悪い義母に「座っていていいよ」と言うと、義母は始めはおとなしく座っているのですが、どの金融機関に行ってもソワソワと歩き回るのです。
何を探しているの?と尋ねると、どうやら話が出来る昔馴染みの担当者を探しているのでした。自分の力で何とかなると考えているようです。
確かに義父母は当然の事ながら、地元の銀行・郵便局・農協と会社や地域の活動、趣味や習い事等色んな活動を通して窓口に馴染みの担当の方が沢山いたのですが、それぞれの事情と時の流れで、当然昔の知り合いはいませんでした。
〇〇さんはいない?
私は、〇〇の活動をしていたの、あの方ならわかるはず…
積極的に活動していたあの時のあの人を探し、私の顔で色んな事は解決できるのだと言わんばかりに動いていたのです。そこにはプライドと見栄も有り、自慢話を膨らませて忙しい窓口の方に聞かせるのでした。
しかし、もう時代も義母の様子もみんな変わっています。
その移り変わりを理解しないままに時が止まってるかのような義母の様子を見て、私は何度か静かに席に促すのでした。
帰りの車の中で、、、
みんな死んじゃった、
誰も知ってる人おらん。
悲しい…
そう呟きました・・・・・・・・・・・・・・・・。
完全に異空間をさまよっている、そんな風に感じました。
すっかり疲れきった義母にお茶🍵を入れ、その日はガス屋を呼びゆっくりお風呂に入って、早目に就寝しました。
ありがとうね、
ごめんなー、色々して貰って…。
助かったー
神様がきたごとある。
その夜までは、いつもの義母の過剰な褒め言葉を聞きつつ、同じ部屋に又寝るのでした。😂キョウマデハイッショニネテアゲルカー…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次の日は、全く使用していないと言う義父の携帯を解約するために、車に二人を乗せて隣町の携帯ショップに向かいました。
携帯ショップに到着し、二人を待合に待たせ私一人呼ばれたカウンターに行くと、
あのー、解約と言う事ですが、、、
昨年の〇月〇日に機種変されてますね。
よろしいんでしょうか?
後、この携帯を見て頂いたら分かるんですが、電波立ってないですよね⁈
この携帯は、前の物なのでこれは既に使えない物ですね…😅
もう一個携帯ありませんでしたか?
ほんとだ!!!これ使えない携帯だ…!
毎日充電していたので、確認してなかった!
え~、どういう事?
しかも機種変したのは、事故にあった日だ…
びっくりして義父母にここに年末来たか?確認すると、、、、
一貫してここへ来た事は無いし、新しい携帯も持っていないと言う
訳がわかりませんが、一応泥棒騒ぎもあったのでお店の方にも話して、その時の身分証明書のコピーを見せて貰いました。事の次第によっては、このまま警察に直行しようと私は考えてもいました。
身分証明書のコピーを見せて貰うと、義父の免許証は提示されていて、しかもこの署名は見覚えのある筆跡…
完全に私の頭の中は混乱し、夫に電話して話しながら、二人でもう一度よく考えました。
事故にあった際、免許証提示しているはずなので、時間的に考えても二人は携帯屋に行った後で、事故に合っていると考えると全ての辻褄が合いました。
結論、追突事故という大きな出来事が起こった事で、携帯ショップに行った事は完全に忘れているんだろう・・・そのように私達は、判断しました。
何はともあれ義父の携帯は解約しました。🤪
そんな訳で、私は二人に早くうちに帰ろう…と運転しながら脱力するのでした。
みんなの介護
遠距離かいごのちえぶろぐ遠距離介護のケアミーツ代表の、安並ちえ子さんのサイトです。看護士のお仕事をされながら、東京⇔長崎県の五島列島でのご両親の介護を17年間やってこられた経験から、遠距離介護のお手伝いを出来るようにと立ち上げられた会社のようです。
遠距離介護がはじまり、まず考えた事
この遠距離介護にあたって、他の記事からもありますように、
- 親の意向
- 自分の意向
- 親の金銭管理
この部分は、とても最初の作業において、重要だと言う事が分かりました。
私の場合は金銭管理は、私が全て行い、現段階ではとりあえず関東⇔九州の遠距離ではありますが、通う形で介護をしていく事にしています。
しかし、このやり方も来月には変わって行くかもしれません。この先の事は早目に考えていかなくてならないと、思う日でした。。。。。
しかし疲れ切ったその夜は、「暑いので別の部屋で寝たい」と義父母に言って、隣の部屋でゆっくり寝ました!
トニカクネヨウ、ナントカナルカ…💦
今日はもう寝よう・・・
つづく・・・・
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