遠距離介護ブログ③【様子を見に行ってみる!】

介護

こんにちはhiromaruです。

この遠距離介護日記は、九州の離島に住む義父母に認知症状が出始め、その介護に追われ奮闘する日々を記しています。

一人っ子の夫にかわり嫁である私が、神奈川と義父母の住む鹿児島の離島を毎月行き来しながら介護を行っています。

〔数年前に義父に軽い認知症状→昨年末(2020年末)から義母も認知症状でる〕

 

昨年末から“泥棒が入った!追突事故!お金がない!〇〇銀行がおかしい!”等の義父母からの不可解な電話の内容で母の涙ながらの困惑した状況を聞き、介護の必要性を感じて遂に私も覚悟を決めて、とりあえず急いで一人で帰省し、様子を見に行く事にしました。🛫

『前回までの話はコチラ👇』

 

「空港に迎えに行くから!」と義父母りょうしんは言うのですが、車の運転が心配な私は、自分で行くからこなくていいよと断り続けていましたが、来てくれるのだから!と頑としてこの件は譲らず迎えに来ました。😂コワインデスケドォー・・・・

 

🛬プロペラで着陸した種子島空港は、飛行機から降りると歩いて空港の建物に入って行きます。のどかで広々と何も無い風景が夕方と言うのも有り、

一歩一歩歩いていると、子供達を連れて帰ってきた時と違い、なんとなく覚悟を決めて来たからか今迄帰省してた景色と違って見えてきて、どことなくもの悲しく見えてきました。

到着口の外に待っている義父母りょうしんを見つけましたが、キョロキョロ遅いと言わんばかりに探していた義母ははは、白髪染めも半端になっているせいか半年前より年老いて見えたので、より一層リアルな覚悟が増してきました。

 

 

 

駐車場から止めてあった車に荷物をつめ、義父ちちの車の運転での車中で、義母ははは来てくれて嬉しいという話と共に、嬉しそうに色んな質問をしてきました。

私は義父ちちの運転が気になり、手に汗して時にはカバンをグッと握りしめながらそれに答えていました。

 

 

あんたが来てくれてうれしかー

〇〇(夫)は、ご飯とか自分でちゃんとできるの?

まー、仕事で遅いからほとんどしないね~。

でも〇〇(娘)もいるから、大丈夫!

あー、そっかぁ〇〇(娘)ちゃんいるもんね。

偉いね~、ご飯つくるんだね~

そうそう!料理は割と好きだし、結構出来るから大丈夫!

いつもと変りなく会話をしていきます♪

数分後・・・・

 

〇〇(夫)は、ご飯とか自分でちゃんとできるの?

(;・∀・)まあまあまあ…もっと突っ込んで聞きたいのかも…と少し付け加え質問に答えていきました。

少し他の会話もしながらの数分後…

 

〇〇(夫)は、ご飯とか自分でちゃんとできるの?

え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???

義父とうさんよりお義母かあさんの方がやばいかもしれない

 

車で家に到着する約15位の間の事でした。数回同じ話の繰り返しが続き、私はより一層の汗が出ました。

 

家に到着したのは、飛行機の安い運賃を狙い、離島への乗り継ぎの時間は空港で数時間を過ごした為、すっかり日も暮れた時間になっていました。

義父母りょうしんの就寝は早いので、夕飯の支度を張り切ってしようとする義母ははに先にお風呂に入っていいか?を尋ねました。そうすると…

このリモコンが最近点かんのよね…

台所のリモコンをいじりながら、そう言ったので確認してみると数字の点滅がありました。そのリモコンは台所とお風呂の給湯用のリモコンです。

点滅の原因をネットで調べた所、どうやら燃料切れのよう…

調べてみるとこのうちの給湯の熱源は、灯油になっていました。なので灯油切れと言う事です。

いつもどのようにしていたのか確認すると、ず~っと頼んでいるガス屋さんに入れて貰っているそうです。何度も帰省している中でこんな事は初めてでした。いつから点滅していたか確認すると、2~3日前からだったそうです。

そっか、とにかくもう夜だし、

明日ガス屋さんにきてもらおう!

暑い日でもないし、お風呂は明日入ろう…!💦

そう言ってからよく考えてみると、、、

 

あれ?お義父さん、めちゃくちゃ潔癖症で

一日2回位お風呂に入っていた位なのに…?

 

とりあえず・・・困惑していた義母ははも、私の言葉にホッとした様子で、引き続き嬉しそうに料理を準備していました。

義母ははは、お料理上手で有名で、農協系の雑誌に自慢の料理を何回か紹介されたり、学校等で子供達に教えて欲しいと頼まれたりして教えに行ったりした事も有りました。

又自分の畑で作った料理の品々を近所の方や友達にあげたりして、おいしいと評判でとても喜ばれていましたし、私達に年中送ってくれたりしていました。その大好きな料理は、『私の仕事』とばかりに自分には手伝わせず、嬉しそうに料理していました。

昔は、食べ切れない程の料理を作っては『たべんば!たべんば!』(訳:たべなさい!☺) と言ってもう無理だと言っても繰り返し勧めてくるので、子供達と恐るべしたべんば攻撃と命名していました😅

得意料理の中でも手作り味噌やコロッケは、絶品です!

コロッケは、普段あまり食べたいと思わないのですが、義母ははの作るコロッケだけは世界一だと思っています。

衣が薄く、ジャガイモがホクホクでまるで肉じゃがのような具でほんのり素材を生かした甘さを感じる塩梅も抜群で、外はサクッと中はほっこりの俵型のコロッケは、普段食べない私でも何個も食べられるのです。

私もよく冷凍して揚げるだけにしたコロッケを送ってもらいましたが、揚げ方にもコツが有って、中々そのままを再現するのは難しいのです。

近所の方や友人の方も、「難しかから、自分では出来んから、○○ちゃんの食べさせて!」と言って義母ははの所へ食べに来ていました。

 

 

 

今日の夕飯は、ごはん・みそ汁・お新香・梅干し・刺身と言った様な手作りのシンプルな食事でした。唯一スーパーで購入している刺身は、私の配分をてんこもりにして私の前にスーパーのプラスチック容器のまま差し出し、「食べて、食べて」と勧めてくるのでした。

あのコロッケは、・・・・・・・・・・・もうむずかしいかな?と思いました。

しかし、手作りのお新香や梅干し、裏の畑から取った具沢山のみそ汁をすすりながら、何とも温かい気持ちになりコロッケはいらない、これがいいと、…

大好きな料理を作れる今の義母ははに感謝しました。

 

そして食後、お茶を飲みながら義父母りょうしんが話す、ミステリアスワールドに耳をかたむけました。

 

聞けば、この周辺一帯に留守をすると、泥棒が入りリモコンや車の鍵や色んな物を移動したり隠したりして、○○銀行も預金をごまかしてると言うのです。

そんな事あるの?と聞く私に、あるあると二人で答えます・・・・。

そんな中、夫と娘からの電話をビデオ通話に変えて今日の流れを説明し、ミステリアスワールドの話をしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夫は、

????そんなの、あるわけないだろ!

と、一蹴され、リアルワールドに戻りました。

 

それよりも、今では当たり前になりつつあるオンラインでの会話ですが、義父母りょうしんは、ビデオ通話を見て大変喜んでいました。

携帯は有りますが、ガラ携なのでビデオ通話は出来ません。そもそも誰かいないと操作は無理ですが…💦

わー、凄い!そこにいるみたいだね!

よかねー、これ!

○○ちゃ~ん会いたかね~

夫と家計運営についての方向性を話し合い、ひとしきり雑談も交えて色んな話をしました。

又明日👋と電話を切り、寝る事にしました。

最近義父母りょうしんは、夜寝る時には寒いのでエアコンのある部屋に寝ているのだと話し、

暖かいし、この部屋で一緒に寝よう

いいよ、いいよ、私はあっちの部屋の方でいいから…💦

そんなに寒くないから!

 

 

いやー、そこは寒かから!

みんなで一緒に寝よう!

大丈夫だと何度行っても、方言で「可哀そう」だから一緒に寝ようと言い張ります。

寒いというその部屋は、ずっと何十年も義父母りょうしんが寝ていた部屋でした。

いつからそんなに寒がりになったんだろう…?
でも思い出すと実家の両親も高齢になってとても寒がりになったし、年齢重ねるとどんどんそうなって行くのか…?

まー、仕方ない、今夜は言う通りにしよう!

どうしても他の部屋じゃ寒いので可哀そうだと言い張るので、その日は一緒の部屋に初めて寝てみる事にしました。

 

わー、なんか修学旅行みたいやな~

うれしい~!!!

義母ははが、とてもはしゃぎ元気になって喜んだのを見て、多くの親族や友達が亡くなりとても寂しいともらしていましたが、ほんとに寂しさを感じているのだなと改めて思いました。

長く生きるって事も、しんどく感じる日々もあるのだなと思えます。

 

しかしその夜・・・

二人は、度々トイレに立つのですが、私が設置したセンサーライトがあるにも関わらず、義父ちちは毎回何を確めているのか?エアコンや照明をピッ!、ピッ!と何度も点けたり消したり拷問の様に繰り返すのでした。

その度に煌々と周りが明るくなったり、エアコンが点いたり消えたり…

何度も目が覚めて眠れない一夜を過ごすのでした。

ネムレナイヨ~🤪

 

 

明日は、絶対他の部屋に寝よう!と心に決め何とか布団をかぶって寝る努力をしました。

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コメント

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